本のある日記

本のある日記

日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

カーテンの中で

10日 子宮頸がん検査と、乳がん検査。終えたことにほっとした。朝に通院したため遅刻して職場に着くと、たくさん人があらわれてあっという間に賑やかになる。溢れるほどの会話の後に電話がかかってきて、朝から何回か(部屋に)電話しました……と言われた。 …

まだ馴染まない

5日 仕事始め。振り向くとやつが居た……なぜ、ああ、今でありませんように、のときに遭遇するのかな? というように、さまざまな人と話した。 Snow Manの配信映像と『プライベート・ライアン』を観た。濃い一日だった。 島本理生さんが好きなのだが、ご本人の…

何を言っても今は嘘みたいに思えるけど

1/1 夫の家族と、おせちを食べる。 ずっとあたためていた雨宮まみ『自信のない部屋へようこそ』を読み終える。文月悠光さんが紹介していて気になっていた本。もう少し雨宮さんの本を読みたくなり、他の本も注文した。 帰宅する頃に地震の一方が入る。ニュー…

たくさんお出かけしたで大賞2023

椎名林檎が『歌舞伎町の女王』を歌い、ポケビとブラビと有吉が揃っている紅白……今は本当に令和なのか? 一行ずつで今年の振り返り。 1月 雨の日の朝に入籍!引っ越し! 2月 覚えていない!猫カフェとやまねこ! 3月 結婚式!できてよかった! 4月 新年度!新…

少しアナログな部分を持ついうこと

令和の時代に平成のカルチャーと出会う… 毎年今年の本みたいなのを年末に考えるのだが、2023はちょっと趣向を変えて、今年目にした懐かしくも新しいものたちについて書きたい。主にGALS。 ① 藤井みほな『GALS!!』 GALS!! 5 (りぼんマスコットコミックス) 作…

おまじない日記

25日 夫は具合が悪く、家で臥せっている。夜は宮崎駿レシピの塩ラーメンオーロラ風。 26日 待てども待ち人は来なかった。注文していた植本一子さんの本が届く。『こころはひとりぼっち』を読んで、これも読みたいとなったのだった。 27日 先輩の仕事を手伝う…

好きって言うしかない場面もあるじゃん?/クリスマス周辺の日記

21日 スープ春雨チゲを食べる。 「おいしそうやのう……」と横に座った人が話しかけてくれた。 「身体こわすよ」と、牛乳を飲む人も話しかけてくれた。 夜は習い事のクリスマス会。そして深夜のTSUTAYAでクリスマスプレゼントを買った。 22日 職場でクリスマス…

ゆるい嘘/に・はなす

19日 映画の『ワンダー』を途中まで見る。不意打ちで泣きそうになった。 20日 「ここ(職場)で楽しいこと(現時点では)何もないわ……」という会話が朝から交わされた。私は、今年もまた同じことを繰り返してしまったなと思ったよ。 目をそらした、二度くら…

蝶々の目的

16日 沈黙が気まずくて、「気まずかったです」と素直に伝えてみた。貝の話、花の話をすると、「繊細なんですね」と言われた。考えなくてもいいことまで考えてしまう性質がある。 誰であっても、自分との間で交わされた言葉や行為にどんな意図があるのか常に…

距離をとる/所見

10日 行事の日。私のしたことについて、色々な人が応援してくれたり喜んでくれて嬉しかった。私のことを見てくれてありがとう。 夜は、先輩たちとご飯。結婚のお祝いも兼ねる。 12日 ある人が、昨日は調子が悪かった……と話してくれた。帰宅してから涙が止ま…

私のアプリケーション/私と「あたし」の記憶が混在する『serial experiments lain』にまつわる記録

90年代後半のメディアやサブカルチャーの雰囲気が好きだ。退廃的な、世紀末的な暗さが好き。そして謎を謎のままで楽しむような歪みも好き。 ある日、ネットの海で「シリアルエクスペリメンツレイン」というゲームの動画を観た。なんとも言えない心地の悪さが…

泣きりんご

11/30 出張。三木町の「zazu plantes et cafe」でひとりお昼ごはん。天候は曇り気味で、その霞んだ空気がお店の内装や雰囲気とよく合っていた。ご飯はとてもおいしい。 店の本棚にあった『暮しの手帖』を読む。 はしもとさんの書棚には、生物学や数学、物理…

当事者でないことについて考える日々

あることについて考えていた。私は直接関わっていなくて、間接的にしか知らない。 でも折にふれて思うときがあり、思ったところで何も思えないのだが、でも思ったりしていた。ただ思うだけ。あれがあって、今はこうして過ごしている。 山口つばさ『ブルーピ…

どっちつかず

先日、思い立ってクウネルを古書(Amazon)で買ってもらった。 本棚に一冊の詩集はなくとも、詩のようなものには知らず手がのびている。たとえば手触りのいい小石、小鳥が時を告げる時計、…(後略) 『ku:nel 2013.5 vol.61 詩とサンドイッチ。』掲載「コサ…

随筆を聴く/ドレスコード

いろいろあって今夜、家出している。家出というか、夜遊びというか、夜中に家を出ている。家にいると気持ちが塞ぐような気がしたので、とりあえず家を出て、できていなかったことやしたかったことをしている。 音楽はサブスクリプションで勝手に選んでくれた…

日々にさりげなく存在する秘密の時間

14日 仕事帰り、15分だけアートを観に行く。 残業で思ったより時間が取れず、ギャラリーが閉まる直前になってしまったが、他にお客さんはいなくて一人でしずかに絵をながめることができた。 お姉さんが少しだけ解説してくれて、こういう人が居てくれるのはい…

バカンスの後のけだるさ

沖縄へ行ってました。自分たちのためだけの長い休みは慣れなくて、どぎまぎしながら過ごしたけれど、過ぎてしまえばとても良い時間でした。いわゆる新婚旅行。新婚の終わりだと思うと寂しいね。家族としての形は今後、変化していきたいけど、今の時間が終わ…

いちど さがって

27日 「また来週」と言われた。「また」っていい挨拶だなと思った。ほどよく優しい。 夜は職場の人たちと、うどんすき。寄り道をしたいけど、真っ直ぐ帰ってしまう。 28日 休日仕事その1。この日は夫が飲み会なので、一人でカフェでも行くぞの気持ちだったの…

ゆくりなくも書店で/海、月、劣等感。

21日 旦那さんの家族と合流。甥姪と交流。子どもがいる生活は楽しそう。 解散したあと、たまたま眼の前に何となくいい雰囲気の店があって、立ち寄るとそこのギャラリーで友人が展示をしていた。すごく久しぶりの再会で、びっくりしすぎて言葉がでなかった。 …

愁訴・スモールステップ

寒くなってきて、まわりの人がしだいに心を病みはじめると、秋が来たなって思う……秋から冬は短いけど(香川だし)、心象的には長い。 16日 赤い服を着る。秋。 ずっと喋ってみたかった人が仕事部屋に来てくれて、ついにたくさん話すことができた。かすみ草の…

言わない部屋

ふれたいけどリスクのほうが大きくて、何もしないまま今を迎えている。色々な場面で、そんなことを思う週だった。 9日 久しぶりに本屋ルヌガンガへ。尾崎放哉の句集など買った。本屋さんっていろんな人が来るんだな……と思った。本を買うことだけではなく、お…

境界線

夢で見た人が久しぶりに話しかけてくる。動画で見た人とスーパーで偶然遭遇する。一年前に着た服をまとって一年前と同じ街でごはんを食べる……。そんな一週間。 10/3 夜に友人と会う。「まほろば」で晩御飯。おかずとご飯がとてもおいしい。そのあと半空へ。…

いかないかい/交錯しないすべりだい/言論の自由

9/30 ご飯会がある。……欠席する。コロナ後はじめて走る。走れるほど体力が戻ったことに感動する。夜、髪を切る。 10/1 後輩とご飯へ。 結婚祝いをいただいていたので、お返しにお菓子の詰め合わせを渡す。お菓子を買いに行って、どれを詰め合わせてもらうか…

失ったものを取り戻していく日記

25日 仕事復帰の月曜日。 同い年の同僚が「久しぶり!」と声をかけてくれた。君みたいな人がこの世にたくさん必要だね。 家族ではない誰かとの会話を取り戻した。 自分は外に出たほうがいい人間なのだと思い知った。世界はあざやかだった。 26日 火曜、夜は…

消失

コロナです。熱も下がりピークは過ぎた……と思っていたら、味覚と嗅覚が今日になって消失しました。……。 気分が常に悪くて、寝るしかない(起きあがって活動する元気がない)みたいな日々を過ごしていたので体力も消失しました。リハビリを兼ねて少し動いてみ…

碑/白い窓

体調を崩しています……。今年は身体の調子が悪い。厄年だから? ・弾丸尾道ツアー 尾道行ったんです。暑かった……。本当は広島市まで行きたかった。 尾道ラーメンはGWの讃岐うどん店くらい並んでいた。さっぱりのようなこってりのような。 そのあと地元のスー…

上手につきはなして

12日 昨夜の晩に夜ふかしして、疲労困憊。先輩と一緒に打ち合わせなどあるが、先輩がいてくれてよかった。もはや風景と化す私。しかしビジョンは見えてきた。 夕方からはまた別の会があって、前夜からそれが憂鬱でしかたなかった〜。その件について別の先輩…

窓の中からみる雨

ここ一週間くらいで、季節が切り替わっている気がする。朝は雨、雨の日はカーテンを閉めて暗い部屋の中で過ごしたくなる。 1日 病んだ心はどうすればいいのか、というような話題になり、病んだ者として意見を求められる。 待つしかないと思う。あとは、発狂…

波立つ心でつくられるものが好き

中学生のときに不思議な夢を見たことがあり、その内容を忘れたくなくてノートに書いた。 そのあたりがはじまりで、時おり、特別なこと、忘れたくないことを記録につけるようになった。 高校2年生のとき、好きな人ができたり友人との関係、部活動の悩みなどで…

ラブレター/遊具

言葉そのものを信用しすぎるのはあまり良くない。意味を考えすぎたり、そらで言えるくらいに心に残すのは、頻繁にしないで流して流してくらいが良い。と、やっと最近思えるようになった。 でもまだたまに翻弄されちゃうよね。言葉は特別なものだと、私の中で…