本のある日記

本のある日記

日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

70分19秒

「先月の給与明細、見ますか」
(見ていいの?)
暑すぎて扇風機を出して、扇風機をはさんで会話する。大切な放送が私の仕事部屋だけ流れない午後は世界から忘れられた感じがあってよい。
「どうでもいいような話が大切なんですよ」とその人は言っていた。

許されるなら、こんなに暑いんだからここでかき氷でも振る舞って好きなだけインド映画でも流したい。仕事関係で話していた人が、午後から休みをとってミニシアターに行き、14時から22時まで映画を見続けて気が狂いそうだったと話してくれて面白かった。

いろいろな気持ちにブレーキがかかる。
昔、「わがままだよね」って言われた通り、自分は欲張りなのだと思う。

〈私は、少し幸福すぎるのかも知れない。〉
(太宰治『女生徒』より)

女生徒 (角川文庫)

女生徒 (角川文庫)

  • 作者:太宰 治
  • 発売日: 2009/05/22
  • メディア: 文庫

近くにいた年下の女の子に本って読む?と尋ねる。返事は「ぜんぜん!」

夜は久しぶりの習い事へ。木曜日や週末は練習があるからあまり自由がきかなくて、その代わり金曜日と月曜日がとても楽しみになるこの感覚が懐かしい。今年で歴が20年目になる。