本のある日記

本のある日記

日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

すぐに見つけないでください

ごほうびがない。
一週間の終わりに嬉しくなれることが待ち構えていない。
抹茶クリームフラペチーノ、海、新しい本、部屋の冷房。これらも嬉しい、けどそうではない。

話を変えます。
職場ですれ違った人に会釈をすると、立ち止まっておもむろに、
「◯◯◯◯(私の職名)?」と確認される。
うそ、いま?
二ヶ月目にしてやっと職名を認知される私。でも幽霊から一歩、人間に近づいたのか。

また別の場面で、何人かで本の話題になったときにある一人が
「面倒だしスマホでいいですよ」
と言う。そーですねーと流れていく人々。
誰も悪気はないとわかるのだが、だめだこりゃ。

本の話は、今の世界で本にこだわる必要はないから仕方ない。でも最初から放棄するみたいな空気が嫌。
私の仕事も本も何が同じかというと、世間からすれば割と「そんなの知ったこっちゃねーよ」ということをしている。知ったこっちゃねーならもうなくていーだろ、とたまに思うし、私がその概念をぶっ壊してやる!とも思う。葛藤がある。
とりあえず幽霊のままではいけない。人間になりたい。今週とても疲れたけど、その疲れをとる甘いものを設定できていない。

アスパラ

アスパラ

ここでアスパラを聴いてください。
もう全然ドライに書けない。嫌だ。

素敵な話もします。今週後半のダイジェスト

①水曜日
女の子から手紙を貰う。嬉しかった。

②木曜日
前からずっと引っ掛かっていることがあって、その悩みを打ち明ける。「いつも私や◯◯さん(仲良しの人)と話すみたいに、その人にも素直に聞いてみたらいいと思いますよ」など言ってくれる。
この人は、私をいつも助けてくれるみたいに、相手を嬉しくさせるように動ける人なんだと実感する。
逆に私はいつも人のことを傷つけていたのかもしれない。

③金曜日
取引先の人と突然、ダンボール財布の島津冬樹さんの話題で盛り上がる。今まで話してきた中で一番盛り上がる。

(たまたまこの本が近くにあった。相手は島津さんのドキュメンタリー映画を観たらしい。私は先日、雑誌で島津さんの特集を読んだ。)
盛り上がりは謎だったけど、この数分前に私がポチ袋に入れて渡したお菓子をお金(何かの代金)だと勘違いされてたことの照れ隠しだったのかもしれない……。
この人が映画の話をしてくれるのが、密かな楽しみになっている。いつもマイナーなものばかり教えてくれる。

④金曜日その2
職場ですぐ私を見つけてくれる人がいる。今日もすぐ見つかってしまう。でもそんなにすぐに見つかりたくないような気もして近くにいると忍んでしまう。
わかりますかこの感じ。私にはわかりません。