本のある日記

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日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

あかりちゃん・まいこちゃん

遠野遥『破局

破局

破局

あらすじ
公務員をめざす筋トレラガーの大学生・陽介が、ふたりの地雷系女子・麻衣子(まいこ)と灯(あかり)に翻弄されるはなし。

麻衣子はメンヘラ、灯もメンヘラ。

女の子の造形も、文章も、どっちかといえば古きよき時代。でも作者若いんだよ。
文章もすごく上手くはないし、必要あるのかないのかわからないモブたち(膝とか佐々木とかいらないのでは感)。そして謎の筋トレルーティーンとゾンビ。

つっこみどころはたくさんあるけど、どこかが印象に残る。
印象というか、瞬間のインパクトが強い。
あと終盤にかけての怒濤のカタストロフはよかったよ。

麻衣子も意味わからんけど私はけっこう好き。
灯のほうが闇は深そう。どうしても部屋にあげたがるところが危険だ。
麻衣子の台詞に、知られなければ大丈夫だよ、みたいな言葉があるんだけど、現実で聞いたことあるわ。やっぱり麻衣子もやばいわ。

ミステリ作品として読むとおもしろいのかもしれない。読み終わって、目に入ってくるこの題名がいい。


今日は早く出勤。でもとくに書くことないです。
ある人と、一緒にいるなら今だよって言われたけど僕にはわからないザウルス。
今日ね、何故か上司の人が語尾にザウルスつけて話していたの、それがあたまから離れない…。

仕事してると途中でもんもんとしてきたので、『破局』読んだらさらにもんもんとした。


最近自分に言い聞かせてるのは、どれだけ絶体絶命でも仕事はエンターテイメントとしてやろう、ということ。