本のある日記

本のある日記

日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

本棚から猫

私の仕事場、本棚があるんですけど、
日が暮れたあと、夜のはじめに、その影から猫がでてきた!
私の顔を見ると猫は逃げてしまって、そこに偶然現れた本屋さんが連れ戻してきてくれた。
「え、そっち行ける?」
やたらと猫の扱いが上手い本屋さん(後で聞いた話だと5匹!飼っているらしい)が心配そうに猫に声をかける。猫は隙間から屋根へ逃げようとしているのだ。そしてなんとか、屋根の上にあがって、そこからぴくりとも動かない。
「びびってるな」
本屋さんがそう言う。私たちがここで見てるとますます動けないかも。と私が声をかけて一旦退散する。ふたたびそこに行ったとき、猫はどこにもいなかった。建物の中でいつまでもさまよってなければいいけれど。
猫はあの部屋に入って何を思ったんだろう。外よりは少し暖かかったと思う。ねこは、君が出てきたそのすぐそばの棚にささった本たちには気づいていないんだろうな。

あと今日は生まれてはじめてZoom会議をしました。

今週何かをがんばったら、パンケーキを食べたい。私はこの頃とてもパンケーキを食べたいんだ。それもチョコレート生地の、バナナが乗っているやつ。

昨日、大切な電話に出ることができなかった。どうでもいいときはいつまでも目が覚めているのに、誰かの重要なときにすれ違っていく。タイミングをはずしてしまった。

羽海野チカハチミツとクローバー(8)』

ハチミツとクローバー 8

ハチミツとクローバー 8

たぶんこの巻に、山田さん(あゆ)が、自分の靴のなかに砂丘の砂が残っていることに気づく場面がある。私は今日、靴のなかに海の砂が残っていることに気づいた。日曜日の海の砂。砂を踏むことで、海へ行ったことが現実だったんだな、と引き金のように記憶がわっと出てきた。
それでなんとなくこの場面を思い出した。
そういえば「ふがいないや」もなんとなしに口ずさんでいた。帰り道に。

ふがいないや

ふがいないや