本のある日記

本のある日記

日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

だんだん怖くなってくる

9日
練習をして……真昼に小さなギャラリーに絵を見に行く。私しかいない。
海の絵と、光の絵を見る。ガラスの中に絵がとじこめられていた。
絵を見るのはいいな〜と思う。心がリフレッシュする。ラフ・シモンズも、アートを見るとリラックスして霊感も得られると言ってたけど真理だと思う。
雑貨屋さんと本屋さんにも行った。他にお客さんはいなくて、新年のあいさつをした。
コースターになるものが欲しくて、かわいいトレイを買う。女は三十路からです、と言われる。

10日
練習(見るだけ)。今日は怒らない。練習に行き過ぎだと思う。今週、4日目。だから見るだけにして、さぼってる。もう少しセーブしたい。
一件、電話をする。なんだかうまく話せない。帰ってきてからも、気持ちがのらないまま時間が過ぎていく。とても長い時間お風呂に浸かる。
だんだん、いろいろなことがちょっと怖くなってくる。うまく行かないような不安が今日はぽこぽこ出てくる。
せめてコロナが無ければなあと思ってしまう。今日は駄目な日。


LOOP

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  • SIRUP
  • R&B/ソウル
  • ¥255
このごろ聴いている。「彼女の小指のネイルだけにあるアートの意味を考えてしまう」という歌詞が好き。


ダ・ヴィンチ 2021年2月号/特集 島本理生の祈り』

島本理生さんの全作品紹介とロングインタビューが載っている。全部は読んでいないけど、私が好きなのは『シルエット』『生まれる森』『リトル・バイ・リトル』『七緒のために』『あられもない祈り』『夏の裁断』のあたり。
佐藤友哉と書いてた「消え残る」も好きだった。
彼女の物語にはいつも傷がある。あと、雨。
そういう意味では、映画の『ナラタージュ』の雰囲気はとても良かったと思う。
島本さん、まだ若いんだなあとしみじみ思う。
初めて知ったきっかけは、雑誌で嵐のニノが『リトル・バイ・リトル』を紹介してたのを見たときだと思う。嵐がブレイクするよりも、ずっとずっと前の話。