優しい人のこと神様とかお兄ちゃんって呼んでる。
少し前までは、人と人との交流、みたいなふれあい(真心を感じたりする交流)がすごくつらかったんだけど、最近素直に嬉しいな〜と思えるようになってきた。
4日
夜、コンビニに寄ろうと思って車を停めていると、窓をコンコンとノックされる。
車の外におじさんが立っている。
私は以前にもこういう事があってその時は怖い思いをしたので、「え……死ぬのかな……」と思う。窓を開けろというジェスチャーをされたので開けると、おじさんが
「余計なお世話かもしれんけど……エンジンオイル入れてもらったほうがいいよ、この車」
と言って去っていく。
(後にわかったが、このコンビニの従業員さんだった)
確かに車から異音がしていて困っていた。ありがとうおじさん。
あと、知り合いの少年から「チョコレートお願いします」と言われる。思わず笑った。
5日
土曜日だーと思ったけど金曜日だった。
仕事場にメモが残されていて、「ありがとうございました」と書かれている。返事をするならどうやって返せばいいのかなと思って「うけとりました」とその紙にそのまま書いてみる。
たまには文通もいいよね。
この前のがん検診の結果が返ってくる。
要精密検査。そうかなあとなんとなく思ってはいたが、やっぱりそうだった。二年前もこんな事あった。とりあえず病院を予約する。
どっとテンションが下がってしまった。
まあそれはそれで仕方ないので。
キタハラ『熊本くんの本棚 ゲイ彼と私とカレーライス』
- 作者:キタハラ
- 発売日: 2019/12/13
- メディア: 単行本
女子大生・みのりと、その友人・熊本くんの物語。
熊本くんは読書好きで、筋肉質で、ゲイビデオに出演しているらしい。
買ってから一年間くらいあたためていた本。
途中で視点が切り替わるんだけど、熊本くんパートは必要だったかな?
わかるようなわからないようなお話だった。熊本くんのあれこれよりも、みのりの視点でもっと熊本くんと本の話しててほしかった。
あと、いちばん気持ち悪いのはまつりの兄。
そういえば
〈鳳仙花誰も私を見ていない〉
(第三十一回 伊藤園新俳句大賞 中学生の部 大賞受賞作品)
13歳の子がつくった俳句。すごくいいなーと思った。誰も見ていない私、のうらがわに、鳳仙花をみる私、が感じ取れるのがいい。鳳仙花をみることで、私は誰にもみられていないことを知ってしまう感じが素敵。
感化されて、私も俳句よむぞーと思って職場でつくったのがこちら。
つめ赤く染めてから寝る猫の恋