本のある日記

本のある日記

日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

依存と交換

6日

朝は練習。
習い事の先生が、「もう悩んでない。練習したからすっきりした」とおっしゃってて、すごいなこの人と思う。
昼はケーキとイヤリングを買う。
ガトーショコラおいしかった。
川べりを散歩してみる。夕陽がきれい。
公園をのぞく。誰もいなくて、黄色い傘が忘れられていた。

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夜、交換について考える。
私の得るもの、私が明け渡すもの、交換する行為はそれぞれにどのような作用をおよぼすのだろう。など、考えてみる。
心が動揺するメッセージが届く。
どうしていつも、大切なものたちを、壊しそうになるんだろう?


7日

昼までしょんぼりしてたけど、日光を浴びると気持ちが持ち直す。
昼から練習。
昨日の先生の言葉を思い出す。
練習嫌いなんだけど、練習に向かうときは気持ちがすっと切り替わって、練習のあともすっきりする。その感覚は好きだし、人生に必要なことだと思う。
なにか一点だけをよるべにするのではなくて、練習みたいに、気持ちの切り換わる拠点を生活の中にいくつか持っておきたい。最近やっと、依存先を増やす、という言葉の意味するところがわかった気がする。
夜は友だちと話す。いろいろ楽しくなっていくことを、本当に願っている。


村山早紀『約束の猫』

約束の猫 (立東舎)

約束の猫 (立東舎)

はじめの話が良いですよと言われて、読み始める。たしかに。
本を薦め合うことも、交換の一種なんだ。