本のある日記

本のある日記

日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

冷まして食べて(豆大福と確認)

3日
明日のことが気になって仕方ないが、とりあえずデポ(スポーツショップ)に行く。かくれんぼみたいになる。
その後さくらフレーバーを飲むためスタバに行ったけど、バナナのやつを頼んでしまう。相変わらず他人の目はこわいけど、だんだんだんだん慣れてくる。知らない子どもたちがぬいぐるみで遊んでいた。
夜は泣く……もうだめなんだって、泣いたらだめなの。
毎年よりも楽になっているはずなのに、なんだか今年の事業はとても気が重い。コロナとかいろいろあるからだろうか?上手くいくかとても不安。

4日
大きな事業がある。ひとまずなんとか終わってよかった、これで休めるかと思ったけどそうでもないらしくて困る。
夜は髪を切りに行く。わりとばっさり切る。
切るのがこわいと美容師のお兄さんに言うと、「ずっと伸ばしてきたからここで短いのをはさむタイミングなんですよ」とはげまされる。
そう、その言葉みたいに、ここで少しの変化を入れたい。
「切るんは不思議とあっという間ですねー」と言いながら鋏が髪に入って、私だったものがどんどん床に落ちていく。
雨が降っていたが、この人にはじめて切ってもらったのも4月のこんな雨の夕方だった。

5日
朝。仕事部屋の入口に豆大福ロールが置いてある。
金曜に私の涙を目撃した人がくれたのだと気づく。私のイメージで豆大福ロールらしい。
なんとなく寂しくて、行ったり来たりする。
髪型を変えたのを気づいてくれた人が(たぶん)褒めてくれてうれしい。
「今日は元気そうですね」といわれて、
「定期的に確認しとかないと急に泣かれてもびっくりするから」と言われた。
昔、ある人から電話がかかってきたときに「生存確認」と言われたことを思い出す。
私もだれかを助けてあげたい、と思うのだが。

なぜ日記を書いているのか尋ねられる。忘れたくないことがあるから、そして何も思い出せなくなってしまうから。

夜はTSUTAYAに寄って、うにのれおなさんの小さな個展をながめる。青い花の絵(右下)がすてきだった。

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だれかの贈り物がお店の中に置き去りにされていた。忘れてしまったのだろうか。
よかったら冷まして食べて、と書かれていた。