14日
バレンタイン。なのだが、実は自宅待機になってしまいリモートワーク。一昨年の五月ぶり、かなあ。パソコンの電源見つかる!安心。
カレーを作って昼も夜も食べる。
かつて書いていた小説をひらき、書き足したり新しいものを書いてみたりするが、うまくいかない。自分の中から物語がひろがっていかない。
この日は好きな人の夢を見た。
15日
しばらくリモートワーク。の二日目。
この日は初めてオンライン会議に参加する。音が途切れて、いる意味あったかなあという気持ち。家での生活にもう飽きる。
夜はminamoのインスタライブを見る。宮脇さんのやつ。地元で動く話など聞き、刺激される。
タロット占いのYouTubeをたまに見るのだが、誰かの存在を自分の人生の完結に利用してはいけない、というようなことを言われる。
(カード三択の中から一つ選んで、その結果を自分のものとして聞くシステム)
(わたしは)もっと伸びしろがあるし、もっと成長したほうが自分のためにも相手のためにもいいらしい。
もう休んでいたいよ。楽していたい。
と、思った矢先に言われたことだったので、ちょっとシュンとした。「甘えはいかんか…」って、封神演義で太公望が言っていたのを思い出す。
この日は昔(五年くらい前)の日記を読んだ。
昔のほうが明るいし長文で書いているし本もたくさん読んでいる。のだが、あれはあれで病んでたと思う。もう、今はあのテンションでは過ごせない。
職場の人が何人か連絡をくれる。優しくされるのがつらいけれどうれしい。
16日
PCR検査を受けて、その結果が出る。陰性だったので明日から復帰する。憂鬱だ。
家での生活になれてきたと思ったらまた元通り。できるかなあ。
〈夜は昼より怖い。夜は昼より身も世もない。たぶん、じっとしていなければならないからだ。〉
(『あの夜』0号収録 はらだ有彩「夜を置いていく」より引用)
『あの夜【anoyo】 0号 夜だから、魅せられる』
夜のムック。なぜこんな本ができたのかよくわかんないけど、夜をコンセプトに文学とカルチャーと写真と絵をまとめている。メンバーは最果タヒ、はらだ有彩、枝優花など豪華。
夜っぽく作られているので、ときどき紙面が(色彩的に)暗くて読みづらい。でもそこが良い。
仕事に飽きたら、合間にこれを読んで、飽きたら部屋の片付けをして、飽きたらYouTubeの片付けチャンネルをみて、ご飯を作る。そういう生活をしていた。
夜だけがうまく過ごせない。眠れるときと眠れないときがあって、ガチャガチャみたい。あたりとハズレがある。昼下がりも夜も苦しくて、早朝と夕方だけがほっとする。
どう生きていけばいいのかわからなくなる。
このご時世にこういう遊びのあるムックを出してくれる扶桑社、好き。