本のある日記

本のある日記

日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

眠たいままはなして/むらさきの花

このごろ夢に「ひと」を見る。

13日の金曜日
体調が悪く、そして雨の憂鬱。
夜にラーメンと鶏のたたきを食べたら、貧血と腹痛がひどくて起き上がれなくなり、泣いた。

14日
朝から夕方まで練習だったのだが、3人くらいに「元気がない」「心がここに無い」と言われてしまう。体調がまだよくなくて、でも練習はなんとか終わる。お菓子をもらって少し回復。
夜は出来ていなかった家のことなど。

練習は(正直)嫌なのだが、朝、練習に行ったとき、子どもたちが声をかけてくれて癒やされた。
そわそわして眠れなかった。

15日
朝、むさしの森珈琲でモーニング。サンポートのばら園を見に行く。きれいに咲いていた。
むらさきいろの花に心惹かれる。

港を散歩すると、島へ行くフェリーがちょうど出るところだった。何も考えずに船に乗りたい。
サンポートではマルシェがひらかれ賑わっていた。あんパンとじゃこ天を買う。カレーとベビーカステラみたいなやつも貰った。美味しかった。

実家に戻り、母にあんパンとじゃこ天を渡す。愛車はバッテリーを交換されて蘇っている。そのまま車検へ。待ち時間のあいだ、母と話す。

母を送り届けたあと、愛車を置き、買い出しに行ってから肉を焼く。
一日が終わると思ったとき、憂鬱の波が襲ってくる。急につらくなる。
「失踪したい」と、数年ぶりに口にした。
余裕がない。

16日
眠いことを除けば、まあまあ仕事は落ち着く。
しかし憂鬱。

「GWも無かったですし、どこか行きたいですね」と同僚のひとが言っていた。ビッチャーでみんなで飲みたいわ。できないけれど。
そのあと別の先輩と話していて、「飲みに行きたいです」と今度は私から言う。

わたしがこの人に言う飲みたい、と、あの人が私に言う飲みたい、では、同じ言葉でも全然重たさが違っているなと思った。
私の心の中における重たさね。
人と自分の気持ちが、言葉が、どこまで同じ重たさなのか知りたくなる。

上手にいろんな可能性を手放していかないと、大切なものが手からこぼれていってしまうことを知っている。何でもないように振る舞っていたい。何でもないふりをしていれば、期待しすぎて傷つくことも近づきすぎて壊すこともない。


好きだけど深く関わらないで、うまく逃げなければいけない存在というものがある。それをこのごろ覚えてきた。
現実ではどうすることもできない存在だから、私は彼らを夢に見るのだと思う。


『POPEYE ポパイ 2022年6月号 車があれば!』

植本一子さん撮影の写真があると聞いて、読んだ。まあそれはあまり関係なく、すてきな特集だった。車って可愛いしロマンチックだし、また流行ると思うんだけどな。これから。


〈あなたは近くて遠い人 悔しかった〉

夢のダンス

夢のダンス

他人だから、誰でも自分とは違う考えを持っているはずなのに、違いに気づいた瞬間、裏切られたみたいに絶望しそう。なのが、怖い。他人と関わるうえで最も。
でも違うと思うたびにもっと惹かれるのも確かなのかもしれない。

私は今なら詩が書けるかもしれない。かもしれない!