本のある日記

本のある日記

日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

雨のせい

6月5日
ささやかな約束が果たせなかったこととか、人と一緒にいるのに一緒にいないような気持ちになってしまうことが苦しい。
誰も悪くない事故みたいなものなのだが、口にしても仕方がない感情や何でもない小さなことが今日は心に刺さってくる。

この日は習い事の大きな行事もあって、へとへとになった。帰りに先生が晩ごはん買ってくれた。

6日
昨日あったことが何となく尾を引いていて、もやもやする。
それとは別に、自分の仕事について説明する機会があった。しかし、うまく伝えきれなくてむなしい気分。
瀬尾まいこの本を読んで少し気持ちがやわらいだ。

喫茶Rで晩ごはん。グリーンカレーおいしい。
あなたは危ない、と数年ぶりに人から言われる。そう、私は危ない。

そのあと、電話をかけた。こういう淀んだときに電話しないほうがいいけど、淀んでいるからこそ、声で話すほうがいい気もした。
どうしてこんなに心が、とげとげするんだろう?答えを知っているが、口に出すほど自分のことが嫌いになるかもしれない。

全然うまく伝えられなかったけれど、伝わりましたと言ってくれてほっとして寂しい。他人に深く触ろうとすると寂しくなる。
私が、忙しいのがいけないのだと思う。そして体調がすぐれないのも。でも誰も悪くないし、しいて言えば天候が良くない。

以下、さかのぼり日記。

4日
朝から夜までずーっと練習。楽しいけど疲れる。こんな生活をずっとはできない。

3日
「恋愛って……難しいじゃん」と、職場の先輩が言っていた。(映画の話をしていた)
夜は、酒盗クリームチーズを食べて、気がつくと寝ていた。

2日
練習。あとは思い出せない。

1日
久しぶりにゆったり過ごす。先週の一週間はとても長く感じた。夜はくら寿司



〈夫はとにかくよく寝る人で、暇さえあれば寝ている。〉

瀬尾まいこ『ファミリーデイズ』収録「虹が出たなら」より)

〈同じ家の中に自分とは違う誰かがいるというのは案外いい。ほんの少し毎日が、快適に過ごしやすくなっている。〉
(同上「主婦の心得」より)