本のある日記

本のある日記

日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

青から檸檬へ

むかし使っていた携帯電話のメールを見返していたら、こう書いてあった。
「私は人間じゃないんです」


20日
朝は練習。蒸し暑い。昼に歯医者へ。無事に治療できて嬉しい。
昨日の夜から気分の調子がよくなくて、もやもやしたまま出かける。塩江の道の駅に行ってソフトクリームを食べる。行くまでにとてつもない酷道を通ってしまった。
ソフトクリーム、すぐに溶けてしまう。夏だけど夏の終わりを感じる。そのまま徳島でも行こうかということになり、徳島のパワーシティで少し遊ぶ。マハラジャというカレー屋さんで、キーマカレーとかにツナナン、チョコレートナンを食べる。お腹がいっぱい。

帰り道で『交響詩篇エウレカセブン』の話が出て、どんな話なのか聞いてみると、地球外生命体と仲良くなるボーイ・ミーツ・ガールだよ。と説明される。

なんとなく、この前、むかしの携帯電話で見つけた自分の言葉を思い返した。

「私、人間じゃないって言ったらどうする?」
「人間だよ?」
「ううん。人間じゃないんだよ」
「人間じゃないの?」
「うん」
「人間じゃなくてもいいよ」

こんな会話をした。なんか安心した。でもこんな、揺らぐようなことを尋ねてしまうのは、やっぱり心の調子が悪いのだと思う。
夜ちょっと泣いて寝た。

21日
朝、バドミントンする。思ったよりハードで汗だくになる。昼は体にやさしいものが食べたくて、おそば。おいしい。
外はびっくりするほど晴れていたけど、私は疲れて昼寝をしていた。
一時間くらい休んで、起きてゲームをすることに。プレイヤーの名前を考えるところから始まるのだけど、一緒にゲームしていた人から、レモンはどう?と提案してもらう。
私、学生時代から「あお」という名前をずっと使っていて、でもレモンっていう爽やかなものを名乗ってもいいんだな〜って密かにじーんとした。大げさかな。

人間じゃなくてもいいし、檸檬になってもいい。今ではこんなに許せるよ、と、人間ではなかったころの私に言ってあげたい。



交響詩篇エウレカセブン

話、知らないのですが、ニルギリスの歌は好きでした。

余談だけど、私は人間じゃないんです。って言葉を当時送った人は、「人間じゃなくても自分を大切に」って返してくれていた。ありがとう。