本のある日記

本のある日記

日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

あと少し

17日

理由あって東京へ。神田でカレーを食べ、明治大学を見て、生まれて初めての神保町へ。R.O.Dで出てきた世界だわ……と感激し、賑わう書店の中を見て、本が好きな人ってこんなにいるのか……と感動した。

歩き疲れ、少し休んで夜の浅草へ。浅草寺のおみくじは凶!

 

18日

朝からお腹が痛い。とてつもなく豪華なお肉ランチを食べる。豪雨に降られてずぶ濡れになり、タオルと靴下をお借りした。

不思議な気持ちで過ごしたが、思っていたより自然な時間でほっとした。

台風のため雨がひどく、予定を切り上げてホテルに戻る。親知らずが腫れ上がって激痛。疲れると痛くなる。心と歯が連動している。

夜は抑えよう……と思いつつ韓国料理でデンプンめちゃ摂った。ヤンニョムチキンおいしい。

 

19日

朝、フレンチトーストとコーヒー。これが疲れた胃に効いて胃もたれを起こす。

丸ノ内線に乗る。『丸ノ内サディスティック』聴きたくなった。この日は東大へ。アカデミックなツアーである。

総合図書館に行きたかったが、予約制のため断念。入口がたいへん格好良かった。

天気は雨と晴れを交互に繰り返し、狐の嫁入り安田講堂を見たあたりで気分が悪くなり、構内のスタバで休息。

お腹があまりに痛いので、泣く泣くホテルへ。一時間ほど仮眠して回復したので、夕食へ。お寿司。

夜は情緒が安定せず、なかなか眠れなかった。安定しないまま死んでいくのかしら……。不安になる。

 

20日

台風により一泊延長したので、帰るだけの日。東京は雨で、新宿は〜豪雨〜聴いて帰る。

飛行機の中で『シンデレラ2021』を観た。グウェン王女かわいい。

台風一過の高松はすっかり秋晴れ、気候が涼しい。

高松は街としてのおさまりがよく、都会すぎず田舎すぎず、こぢんまりとしているなと思う。やっぱり地元が安心する。

帰って夕方から夜まで寝る。修学旅行と同じくらいの長さだし、疲れても仕方ないな〜でももう若くないんだな〜など思う。

 

健康維持を願って寝ます。何事もないといいな。

 

〈家に帰る前に、また誰かと会う前に、気持ちを切り替えるための時間を過ごす、自分のもうひとつの部屋のような空間として利用しています。〉

(難波里奈『純喫茶コレクション』より)

 

東京堂書店で買った本。

歴史ある喫茶店は好きだけど少し怖い。同じような理由で図書館も怖いし大学も怖い。

茶店の椅子に腰かけるとき、図書館で本棚の前に立つとき、知らない街を歩くとき。そこにいたはずの過去の人たちや、その思念の集積を思って恐ろしくなる。

この本に触れた人たち、読みきれない数の本、生きているうちは通うことのできないであろう大学、暮らすことはないけど誰かの生活がつづいていく街。

かなうことのない世界にふれるたび、世界をどれだけ好きなものだけに的を絞ろうが自分の掌にはおさまりきらないと思い知らされるから。だからいつも少し怖い。

 

 

 

お題「我が家の本棚」