本のある日記

本のある日記

日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

遭う・逢う

9月8日

職場の先輩と待ちあわせて、「anco」で昼食。大人様ランチ美味しかった。

その後、高松市美術館で開催されていた谷川俊太郎の展示を観に行く。

谷川俊太郎、デビュー作が『二十億光年の孤独』って凄いな……

統一性が無いようであるような気がして、最終的には宇宙を思えば、はてしない淋しさを感じる、というような雰囲気を感じた。たくさん絵本を読んだ。絵本は言葉が少ないけれど、そのぶん心に入って来やすい。

言葉が記された詩のキーホルダーをいくつか買った。いつかのために。

 

その後、喉が渇いたねということで「半空」へ。誰かと遊んでいて「半空行こうよ」となるとなんとなく嬉しい。お昼のカフェインが抜けきっていなくて、ゆず茶を飲んだ。

先輩が目の前にあった本の作家を教えてくれる。名前を忘れてしまったけど……。人に物を教わるのは楽しい。

 

先輩と分かれて、なんとこの日はもう一件待ち合わせがある。夕飯をひとつ年上の別の先輩と食べることになっていた。

待ち合わせの時間まで余裕があり、ルヌガンガへ寄る。レジでは必ずなにかの会話が交わされていて、それが私には興味深い。個人店でなければ、なかなか無いような文化だと思う。個人店であるということは、交流を提供するということなのかもしれない。

BEAMSで夫へおみやげ(ハンカチ)を買ってと、まだ三十分ほど時間がある。

ふらふら歩いているとノイズ喫茶跡地の向かい側に絵が並べられた空間があった。

明かりがついていて、なにかの展示をしているらしい。気になって中に入ってみる。

カウンターにいたお兄さんが、ここは「CENTER/SANUKI(センターオブサヌキ)」という名前であること、SABIというカフェの人がやっている場所であること、そしていろいろな展示を時々していることなどを説明してくれた。

ワンドリンク制ということで、缶ビールをテイクアウトする。

白根ゆたんぽさんという方の絵が飾られてあった。どれも可愛かった。あとから知ったがこの日が会期の最終日だったそうだ。

たまたま通りがかってこういうところに出遭えたのは嬉しかった。

シールを買った。

私のお気に入りは「続いていくのなら」。

夜は火鍋を食べた。先輩は優しかった。

 

9/1〜7

忙しい七日間だった。毎年この時期くらいからどんどん忙しくなっていく。

年々と体力がなくなっていく。力の抜きどころが大切なのはわかるけど、全力で仕事をしたい気持ちもあってもどかしい。

トラブルで心が砕けた瞬間もあったが、次に活かそう。あまり簡単に泣いてはいけない。って年下の子が言ってました。

通路で人に遭遇して、振り向いて、気づいて近づいてくる。当たり前のように思うけどこうして誰かが自分を認識してくれるって嬉しい。(久しぶりに人々と仕事した気がする。)

 

9月9日

一週間の疲れが出て、使い物にならなくて一日中寝ていた。秋からのことをいろいろ考えるとブルーになる。ネイビー。

 

谷川俊太郎『こっぷ』

美術館の展示で印象的だった本。

無機質なものが好きなんだと思う。(私が)