職場の人と日記の話になった。
去年一年間、日記をつけていたのだという。
「(日記)が溜まってきたら、見返すと面白いです。乱れてるときは字も乱れてる」
「悲しいことも書いてますか?私は書きません」
「なんで?」
「思い出すと悲しくなるから」
「なるほどね。毎日書いてるんですか?」
「思い立ったとき、心に残ることがあったときだけ。気持ちを整理したいときとか」
今日は、困ったことがあったらまた言ってね。と声をかけてもらえて、でもそのあとに
「(でも)絶対言わんやろ?」と言われた。
言わないと思う。
言ったら助けてくれる?
どんなことでも?
疲れたので習い事も休んだ。20時を過ぎて帰宅したのに、夜が長く感じた。頑張り過ぎなのかな。少しセーブしようかな。でもまだ足りないよ。私はもう少し先に行きたいの。
……悲しいことも、そっと滲み出てますね。でも遺したいことだからいいの。
宇多田ヒカルのベスト聴きながら出勤した。彼女の若いころの、情熱的に歌う声が好きだから、再録よりオリジナルが良かったなあと思ったりした。でも、「traveling」は結構良かった。