本のある日記

本のある日記

日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

芸術はいいわけ

きのうの夜中にとある本をめくっていると、君が好きだと言っていた思想家の名前が何度も出てきた。
もう何度も読んできた本なのに今までは気がつかなかった。というか、意識がその名前に向いていなかったらしい。君が教えてくれたからだと思うと、本を読んで感じることが変わっていくの、とても生命体っぽいな。

この本を送りたいなと思う。
芸術はいいよね。話すことや関わることの言い訳になるから。職場から帰るときにそんなことを思った。そんな題名の本、今日見たね。

最果タヒ『きみの言い訳は最高の芸術』
内容は全然そんなことじゃないと思うけど。

きみの言い訳は最高の芸術

きみの言い訳は最高の芸術

  • 作者:最果タヒ
  • 発売日: 2016/10/26
  • メディア: 単行本

最果タヒ展、あるのかなあ。6月にあるよっていうチラシ、手帳に貼ってある。ものすごく行きたかったけど私の環境が許してくれなさそうだ。

今日は職場で、久しぶりに来てくれる人がいた。(私は作業する部屋が分かれている)
けっこう悩みを聞いてもらう。自分もがんばりますし、がんばってくださいね!というまとめをしてくれる。もうまたしばらくはここに来ないだろうな。
実は五年くらいウェブでこんな読書・日常・の記録をつけていたのだが、今年に入ってサーバーの関係なのか、うまくアクセスできなくなってずっと何も書けていなかった。
それとともに、世界もまるで変わってしまって日常がどんどん見えなくなっていく。個人的にも〈四月は残酷な月〉(エリオット)とあるごとく、環境が変わったり言えないことばかり起きて思考が止まってしまい、わりと毎日泣いていた。(泣きすぎて仕事中に別の空間に避難するという行為を久しぶりにしてしまった!)

でもようやく書けるような気がしたから、また日記はじめます。