連休の幕開けは沈んでいた。
しかし!今日は朝から山に登った。峰山。
今は亡き市民病院跡地とお墓の数に慄きつつ登ったのだった。峰山ハチミツのソフトクリーム食べたかった。
これは峰山美術館のねこ。
山に登るとめちゃくちゃ自己肯定感があがるのでその後の一日がとてもはかどることに気づいてしまった。普段の習い事は、日課になりすぎて達成感がなくなっていることにも気づいてしまった。
午前に登り、昼前に帰ってお風呂に入って、部屋の片付けと布団を干し、早めに出かけてワンピースを買い、元職場の先輩と待ち合わせてご飯を食べ、海へ出かけた……。
山はすごいのかもしれない。
峰山はどこが終着点かよくわからなかったけど、新鮮で面白かった。都会だった。
午後は半年ぶりの津田の松原へ。
一時間くらい過ごした。日に焼けたかなあ。海辺の風は涼しかった。おみくじは大吉。枯れた土が秋から生き返っていくらしい。
〈夏の終りの自然は疲れ、少し、思い切り烈しい風でも吹いて来ない限り、このあたりの木々も眠ってしまうのではないかと思うほど、けだるく憂いを帯びて、それがどこからともなく、私に伝わってくるのだった。〉
(串田孫一『遥かなる山旅』収録「暁の星」より引用)
この人、天才やろ。山に登るたび串田孫一の本のどれか一章を読むことにしている。言葉がどれも好きすぎる。
「はちみつ」と「れもん」は、ひらがなでもカタカナでも漢字でも英語でも可愛い言葉。しかし「はちみつレモン」になると、この表記が可愛いと思う。そう思いながらハニーレモンソーダを飲んだ。(どうでもいい)