本のある日記

本のある日記

日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

どこまでひとりでできるの問題

4/15

忙しかった先週と打ってかわって、仕事が凪のように落ち着く。それまで不安定だった自分の気持ちもどこもなくやわらいでくる。このままでいけるかも、と思う。

強い光を放つ人を目の当たりにすると焦ってしまう。自分はできるつもりでも全然できていなかったのかも、とか考えてしまう。人と比べるための私ではないのに。

今週は早く帰れるかも……と思いきや、軽はずみに足を突っ込んだ仕事が思いのほか沼で、めちゃくちゃ残業する。帰宅すると夫がご飯を用意してくれていた。

 

16日

朝、困っていた人に遭遇する(困ってなかったのかもしれないけど)。お手伝いすると、重ねてお手伝いを頼まれた。そして忘れていた要件を伝えてくれて、そっかあの件はまだ活きていたのか、と思い出した。

前に仕事における見解の相違で気まずくなった人と、気まずくなった原因の仕事について再び話すときがきた。でも今のところ大丈夫かもしれない。私も大人にならなくては。

なんだろう、あまり活動的になりたくなくて、今は凪いでいたい。安らかにいたい。激しい私でいることに早くも疲れたのかもしれない。たった少し仕事(など)を頑張っただけで。

でも職場で履いているサンダルは、いつの間にか擦り切れていて今にもベルトがちぎれそう。知らぬ間にいろんなところが摩耗してるんだな。

この日は早く帰宅できた。夫は元気がない。でも、落ち込んだときに家に人がいるのはいいと言っていた。ちなみに私もあることがあってめちゃくちゃ落ち込みました。

 

17日

お手伝いを頼まれて、あとは大丈夫、と言われて立ち去ることに。

……本当に立ち去って良かったのかな?と思い悩み、少し経って様子を見に行ってみる。終わっていなかったので、一緒に作業を終わらせた。

「あそこで帰ったのは本当に正解だったのだろうかと考えていました」

「あれは正解だった、でも、あのまま一人だと発狂してたかも」

行ってよかった。

 

年下の子と恋の話をした。

「振るのってつらくない?」

「気にすることじゃないし、しばらくしたらみんな元気になるから大丈夫だよ」

「告白されたことある?」

「………あるかもしれない。でも、ほぼ、ない……」

気づいてしまった。いつも自分から言ってしまう人生だった。

 

夜、新しい靴を買った。ワンポイントは豹柄。ちょっとだけ攻めた私でがんばるよ。

 

島崎遥香ぱるるのおひとりさま論』

ぱるるに漂うなぞのエモーショナルは何なんだろう? かわいいエモさ。

ひとりというか、我が強いというか、自分がものすごくしっかりある人なのかもしれない。

どこにでもいるようで、どこにもなじまない雰囲気が可愛いのかも。

通院していたことも書いているのだけど、なんか変に悲壮感を出すでもなく、自分の状況、まわりの状況を素直にとらえて記録しているのが良い。