本のある日記

本のある日記

日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

本は、ささめき合う。

12日
昨日からトラブルがあり、関係ないけど私物PCの電源を無くし、三連休の予定も無くなり、朝から泣く。
色々あって、抗原検査を受けてきたら?と言われる。薬局に事情を説明して検査をした。結果は陰性。大人しく過ごすことに変わりはないが、少しだけ気が楽になる。

夜、minamo(ギャラリー)のインスタライブを見る。みやわきさんとイノクマさんのトークライブ。イノクマさんが「(自分が)動き出すことで(事態も)動いていく」と話していたのが印象的だった。私も動き出したい。
こういうの家で見られるのすごくいいなあ。ラジオとかでもしてほしい。

13日
雨。学校にいた。向かい風がすごくて全然上手く走れない。夢だった。夢の中でも雨だった。

朝、部屋の照明を変える。
引っ越した当初、仕事の先輩から「裸電球一つで暮らすのが便利だし格好いいよ」みたいなことを言われ、ニ年間そのとおり電球ひとつで生活していたのだが、照明を変えたら部屋がとんでもなく明るくなって驚く。気分も一新。

午後はホイップつきカプチーノを飲みながら、部屋で『Catch me if you can』を観た。

ちきりん『ゆるく考えよう』

人の本。勝手に読んだ。
途中でフランソワーズ・サガンの言葉が出てくる。ちょうど今日サガンの本を本棚から取り出して飾ったところで、タイムリーだった。
本が本を呼んだような気がした。そんなふうに本の意思を感じるのは久しぶりだった。本はお互いにささめき合っていたずらに姿を表したり、告知を残していく。私達の目の前に。

サガンは平凡な人生なんて求めなくて、傷ついてもそのぶん幸せも大きい、みたいな、心が揺れ動く人生を求めていたって書いてあった。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

大ペテン師と、追いかける刑事の物語。
せつなかった。終わり方があれでほんとうに良かった。
逃げたり飛び出したりしたら、追いかけてきてほしいよね。