どうして後悔してからでないと思い知れないんだろう? と思ってばかりで生きています。
10月2日
この日、これをこうしたいと思っていたことがあり、でも直前になって心が淀んで実行できなかった。壁にもたれてしばし後悔した。
10月3日
習い事で、とあることについて決断をくださなければならなくて、どうすればいいのかわからなかった。たぶん私はそれをしたくて、周りも応援するよと言ってくれて、でも、しないほうが自分の心は苦しまず平和に過ごせることも知っている。
結局時間になっても答えは出なかった。
いろいろな声があって結局NOの答えを出した。先生は落胆したと思う。私はほっとしたけど、どこかで後悔もした。自分は本当はYESと言いたくて、でもできなかった。あとから考えると(人生的には)間違ってない決断だと思うんだけど、でもずっとそれをしなかった人生になるんだなとも思った。でもYESだったら忙しくなるし、でもでもの嵐。
ちなみに昨日後悔したことについては、今日、行動した。小雨の中で、なんとなく今ならまだ取り返しがつくような気がして。
何が正解だったかは未来でしかわからない。
決断することにも慣れてきたくらいの年齢なのに、まだ全然簡単に決められないでいる。どちらが後悔する道なのかはある程度わかるけど、後悔しない道を自分が最後まで行けるのかわからない。
信じる信じないとか、やるしかないとかじゃない。自分はそれで大丈夫なのか、っていうことを一番に思う。私の弱虫。
「人間も一番美しい時に標本にできればいいのにな」
(湊かなえ『人間標本』より)
読む勇気が出ず、読んだ人から話を教えてもらいながら一緒に読んだ。
でもこれ……普通に読んでいたらめちゃくちゃ面白かったんじゃないかと思う。
残酷さだけ乗り越えられたらすごい傑作なんじゃないのかな。湊かなえの脳内どうなってるんだろう。
歩いていたら横から突き飛ばされて逆さまになるような暗闇。