・突然誘われた4人の飲み会があり、私はハンドルキーパーだった。帰り道、先輩を車で送りながらなんとなく夏の願いを告げてみた。
「私、『ぱらいそ』のチョコミントパフェを食べに行きたいんです」
「……私、アイスの中ではチョコミントが一番好きなんだよね」
と、いうわけで先輩も一緒に食べに行ってくれることになった。先輩のお子さんも一緒に。
ぱらいそは人気店なので、入店の1時間前にウェイティングボードに名前を書いておく。すでに階段下までのびる行列!
喫茶の待ち時間の喫茶を探すため歩く。商店街も少しずつ店が変わっている。新しくできた喫茶に心奪われつつ、「VITAMIN COFFEE」に立ち寄った。
座席はカーブ状になっており(インスタで見てください)にはキラキラ女子が多かったが、奥に作業できそうなスペースがあり、そこにお邪魔した。先客がいて、カメラマンの方だった。隣でお互いそれぞれの作業に没頭して、けっこういい待ち時間だった。
待ち合わせの時間が来たので、ぱらいそへ移動。先輩とお子さんが待っていて、ウェイティングボードはまだ呼ばれていないようだった。ここでも階下まで行列ができている。たいへんな店だ。
先輩のお子さんに話しかける。
「こんにちは。お名前はなんですか?私は◯◯」
「……」
「なんさい?」
「……6さい」
そりゃあ、こいつ誰だよという感じだろう。
果てしない待ち時間をへて、念願のチョコミントパフェ!写真をもっと上手に撮れる人になりたい。
先輩も同じパフェ。お子さんはコーラ。コーラ美味しそうだった。

犬がちょっとブチャイクでかわいい。
「ゼリーがおいしいよ!」とお子さんが言っていたが、本当にそうだった。パフェの上半身(?)の濃さをゼリーの爽やかさが受け止めてくれる。
「もう思い残すことないです、この夏」
お子さんとはお店を出て帰りながらちょっと仲良くなった。お店を出るとねこが歩いていて、ともにねこに近寄ったりした。
「ふゆもよろしくおねがいします」
と言ってくれて嬉しかった。
「バーベキューでもいいよ!」
とも。優しい親子だった。
・また別の、せきららにあれやこれやを語るというテーマの飲み会があり、何人かの人と初めて出会った。初めて会うし、互いのことをよく知らない人たちだけど、だから話せてしまうこともあると思う。また会いたいけど、そんなにすぐじゃなくて、また時折会いたい。会いたいというか遭いたい。偶発的に!
・(そんなでもないけど、体感的に)久しぶりに会った人がいた。遠くで見かけて、あ、と思う。きっとこのまま会う、とも思った。
会うことは回避できない。何秒かあとには会釈するんだ。とか思う。自転車で転んで飛んでいくときみたい。
あちらも「久しぶりに見た」と言っていた。その人は、そんなにすぐ会いたくないけど、でも頻繁に会ってしまいたい、そんなかんじ。
・会えたら嬉しい人もいる。色んな人とお盆をはさんでしばし会っていなかったのが普通の日常になってまた会うようになった。
仕事の悩みを相談したら、「なんにしても一人体制の仕事は上手く行かない。結局いまもメンバーはいるていになっているけど、実情はあなたの一人体制にすぎない」とけっこうばっさり言われてしまった。その直後はちょっと落ち込んだけど、真実だと思う。本当のことをすぱっと言われて気づいた、この人、大学のときの先生に似ている。
あのときも困ったことがあればよく相談していた。本当のことを端的にすぱっと言う人だった。寄り添いすぎないのだけど、冷たすぎることもない。でも近すぎない。その感覚を思い出した。
・久しぶりに海辺をドライブした。暑すぎて、すぐ引き返したけど、海をみると心が刷新される。香川には海がある、私はこの海がとてもいとおしい。

・ある日の空き時間に短歌をつくった。
疲れた一日だったのだが、そのすさんだ心から生まれた歌は、自分で「これは好きな歌だな」と思えるものだった。嬉しかった。
心がねじれるのは苦しいけど、ねじれなければ生まれない表現がある、し、私は、ねじれている様子が好きなんだろうな。
八月はあっという間だった。
明日から九月なんて信じられない。がんばるよ!