本のある日記

本のある日記

日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

4月10日

さかのぼって書きます。

10日
デイキャンプした。
桜がまだ残っている場所に管理人さんが案内してくれて、思いがけず花見もできた。
ホットサンドを作って食べた。
そのあと、サンポートでうみべの散歩をした。
プールから上がったあとみたいな疲れがあって、でもとても幸せな時間だった。
幸せだとつらくなってくるのはなぜなのだろう。不安が同時に溜まってくる。
お風呂に入ってから、大切な話をした。

9日
朝から夕方まで練習。昼に先生とご飯を食べた。体力の衰えを感じる。
夜、キャンプの用意をしに出かけた。ホットサンドメーカーを買った。お店の人が「キャンプですか?明日ですか?いいですねー」と言ってくれた。夜の静かな駐車場で、バックドアを開けてトランクに座って、数十秒だけ夜空を眺めていた。
帰宅して『劇場版名探偵コナン 11人目のストライカー』を見た。思っていたよりミステリしていて、アリバイトリックは何故かやけに本格ミステリぽかった。


8日
仕事がてんやわんや。新しいメンバーもきて、いよいよ始まりという感じ。
キャンプ動画を見ていたら気づくと朝だった。(寝ていた)

7日
仕事がてんやわんや。満身創痍で、練習も身が入らない。

6日
理由あって朝から花屋へ。
夜、おくどさんで麹漬けの焼き鮭たべた。おいしかった。

5日
会議で一日が終わったような気がする。


この一週間、お弁当を作った。

HY『AM11:00』

AM11:00

AM11:00

  • HY
  • J-Pop
  • ¥255

今日(10日)車の中で聞いていた。

偶然は巡る。

3/30
前任の方が仕事場にやってくる。
おはぎをいただいた。

3/31
職場のお別れ会。
システムトラブルで泣く。

4/1
新しいひとも入ってきて、新しい日々。
慣れない、落ち着かなくて、少し苦しい。
夜遅くまで残った。他の人たちも。
ものすごく疲れるとジャンキーなものが食べたくなる。なぜ?
イカマヨ丼を帰りに買って食べた。
夜、布団に入るとあたたかくてうとうとして、気づくと朝だった。

2日
どたばたと過ぎていく。実家に戻ると母とばったり会った。

3日
習い事の行事。自分自身はうまく行かなかったけど、全体は何事もなく終わったのでよかった。
午後はドーナツを買ってお花見をした。キャンプ用品も買った。楽しみ。

4日
年度が変わってから仕事はつらいことしかない。

5日
お弁当を作る。職場のひとが色々助けてくれる。
サボテンダーの話をした。

余裕がないよね。日記もかけないよ。
「偶然は巡る。」っていうのは、職場の人が言っていたことば。

もう少し待って、たぶんまた本の事も書けるから。


BEAUTIFUL

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  • MEG
  • ポップ
  • ¥255


MEGの00年代の歌って、なんだか懐かしい気持ち。

そういえば日記書いてない

25日
髪の毛を切りに行く。担当の美容師さんは別店舗に異動するらしい。つまり、私も今のお店とはお別れ(担当を変えないので)! 店長さんに仲良くしてもらっていて、突然のお別れに涙ほろほろ。

26日
ちょっといけない夢を見る。
練習、帰って、お昼寝して、買い出し。

27日
練習、いろいろ決まって、私も割り切る。

28日
髪切って最初の出勤!どぎまぎ。
秘密が同期にばれてしまって少しブルー。秘密はいつかばれてしまうものなんだね。
職場の大掃除する。なんだかみんな大変そう。
先輩の半生を聞く。なにもかも嫌になって海外で暮らしていたらしい。カッコいい。

29日
忙しくて、余裕がない。
同僚が仕事部屋に来て、結婚しないの? と聞かれる。最近いろんな人に聞かれる。私もいい歳なので仕方がない。
でも、していないということはしない(できない)理由があるのよ。うしろめたい理由ではないよ。

そういえば日記書いてないやん、と気づく。これから、職場のお別れする人への贈り物を包む。



『MEN'S NON-NO メンズノンノ 2022.3 LOVE&GIRLS 2022/僕と彼女と春の服』

女性誌より、こういう、〈かわいい彼女〉を取り上げたときのメンズノンノ読んでる方が、よほど女子力あがる感じがする。

終わったな/ざわざわ

「胸がざわざわするんです、春だから?」
「何言ってるの?」

こんな会話をした。今日。

19日 つづき
家族に大事な話をする。肯定的でよかった。

20日
習い事。朝から憂鬱だったのだが途中でふっきれて(諦めがついて)切り替えられた。その結果、うまいこと成果が出せたと思う。
疲れていたのか大号泣する。
無理したくないけど無理なんだよなー

21日
家族と昼ご飯を食べて、駅まで送り届ける。
そのあとはスタバに寄って、フィオレットで人にあげる焼き菓子と、自分へのごほうびのケーキを買う。カシスのケーキ美味しかった。
夜は旅の計画を少したてる。

22日
朝から大失態。私は大失態だが、先輩は(ふつうの)失態。「粗相軍団」と呼ばれる。
「終わりや」
「終わりですね」
「もう飛ばされるな」
「はい」
こんな会話をした。

焼き菓子を渡した。ひとりだけ、クッキーにした。助けてくれたお礼。
「たとえ(この前手伝ったことが)うまく行ってなくてもこのクッキーは返しませんよ」と言っていた。はい。

夕方、職場の人と写真を撮る。
「これが何かを象徴する一枚になるかもしれないな……」と先輩がぼやく。

23日
いろいろある。いろいろ決まる。仕事部屋の大掃除を始めた。
夜、『はじめての』をようやく読んだ。
職場の人にすすめられていた。

24日
なんとなく、新年度が始まっていくのを感じる。胸がざわざわする。変化はいつも怖い。
ずっと、慣れているこのままでいたいのに、なぜ環境は毎回変化するのだろう。
疲れていて連絡が返せない。夜遅くに返す。


〈彼が僕の手のひらに口を押し付けて水を吸い込む様子を見て、僕はまるで幼い動物を飼育しているような哀れみを抱きました。〉

(『はじめての』収録 島本理生「私だけの所有者」より)

YOASOBIのうた『ミスター』のもとになった小説。『ミスター』を物語より先に聴いていて、自分が過去にうまく関係を築けなかった人のこととか、好きだった先生のことを思い出していた。

〈私のこと叱ってよミスター〉

ミスター

ミスター

  • YOASOBI
  • J-Pop
  • ¥255

この歌だけ聴くと、きちんと恋愛だし、島本理生の物語も「はじめて人を好きになったときに読む物語」と章題がついている。歌詞も、物語の世界をこの上なく緻密に表している。

それなのに、島本理生の作品を読むとすこし世界の色が変わって見えて、恋愛としての「好き」にはとどまらない、もう少し複雑な感情があるように思えてくる。
あなたが好き、だけではなく、あなたに所有されたい、あなただから所有されたい。
所有されて、所有される関係性を以てあなたを所有していたいー独占欲みたいな。そして、性愛にも近いなにか。

最後まで読んだとき、わたしたちは物語の足元が泥沼であることに気づく。
本当は〈僕〉はアンドロイドなんかじゃなくて、ただ、その言葉が向けられる相手を苦しめるために、わざと機械仕掛けの心を演じているようにも思えてくる。
何も知らないふりをするように。

島本理生って変態だと思う。太宰治の雰囲気にもちょっと似てた。

歌を聴いてから読んでねと職場の人に言われたけど、読んでから歌を聞いたほうが、あの透明な世界に影が落ちる感覚を味わわないで済んだのに、とも思った。

春のざわざわする心に、ふさわしい物語だった。

襟さん

17日
昼、てとてとのお弁当。おいしい。
帰りがけ、疲れたな……と思って、帰宅してからばたりと倒れて寝てしまう。練習は遅刻。

18日
ずっと雨。
年下の子が遊びに来てくれる。
その子とハウルの話をして、そのあとまた別の人とハウルの話をして『人生のメリーゴーランド』を携帯電話で流して聴く。音楽を聴きながら座っていると、(まるで)どこのカフェ? と言われた。

困っていたことがあって、それを助けてくれた人がいたのだが、途中でその人が席を抜ける場面があってそのときに、「ちょっと待っててくださいね」と言ってくれた。なんでもない一言なのだけど、そう言われるだけでずいぶん安心して、なんだか心に残った。

仲の良い先輩と話す。その方とはもうすぐ、お別れの日が来る。お互いに、本題があったのだと思うのだが、あたりさわりのない会話しかできなかった。本当はもっと話したいことがあるのに、ぎこちなくて落ち着かない、でも春はこういう会話が増えていくのだと思う。お別れが増えるから。


19日
朝、練習をしていて、全然思うようにできなくて、つらくなって先輩に「もうやりたくないです」と泣きついてしまう。「じゃあやめよう」と言ってくれて、今までならここでもうひと頑張りしたんだろうなと思いながらやめた。
自分が三十路とは思えない。

帰宅すると落ち着く。つけ襟をして出かける。

今日は家族が帰ってくる(ふだん離れて暮らしている)。何から話そうか、迷っている。



NHK趣味の園芸 2022.4月号 花のある暮らし/幸せの青い庭』

お花は育てられないけど、青い花の庭ってなんか素敵だなと思って。本で眺める花は好き。



人生のメリーゴーランド

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  • 久石 譲
  • クラシック・クロスオーバー
  • ¥255