七月の氷菓一盞のうみべかな……日曜日のことです。
朝、いろいろと文章を書いてみる。しっくりこない。
昼、雑貨屋さんに入ると雨が降ってくる。書いたものを見てもらう。京都の女の子と話をする。こんな時にごめんなさい、と言われて、とっさに何とも言えない。三月書房に行きたい。途中で絵を描く女の子が来てペンギンと恐竜の絵を描いてもらう。
本屋さんも行くが雨のせいか店内は静か。窓の外のひととずっと目が合って、学生さんかな?と思う。
お店を出ると、ともだちから連絡がある。さっき窓の外にいたひとがそうだったらしい。はじめて会ったときも学生さんかな?と思ったことをおもいだした。まったく同じだ!
合流して気になっているコーヒー屋さんに一緒に行ってもらう。レモンケーキが美味しい。
悩みを話して、飲み物がきれてしまったのでお店を出る。もう一軒、以前から気になっていたお店に行く。お店に入るまでに少し散歩しようと言って、面白そうな建物を何軒か見つける。偶然なのか多くの家にサボテンが植わっている。
天井の高いイートインコーナーで冷たい紅茶を飲む。そのまま打ち合わせ①に進む。人のつくるものを見るとわくわくする。
状況を整理するために相関図を書く。自分たちが思っていたより自分たちの世界は狭い。
自分と相手の関係を書くときに、なんですかね?と聞くと、なかま、と答えが返ってくる。なかま、いいですね。お店を出てまた散歩。 IKUNASのアジトを見つける。
待ち合わせの喫茶店に入る。さきにカレーを頼む。
本棚からBRUTUSをぬきとる。
『BRUTUS 花と花束。』
BRUTUS(ブルータス) 2019年4/15号No.890[花と花束。]
- 発売日: 2019/04/01
- メディア: 雑誌
花はときどき怖い。この前、花束もらったら嬉しいですか?と聞かれたことを思い出す。目的によると思う。
カレーを食べおわるころにもうひとりの「なかま」が来てくれる。
みんなカレーを食べている。なぜか照明がひとつふたつ落とされるが、いい感じ。
閉店の時間が来てしまった。海へ行きませんか?となる。飲み物とアイスを買って車に乗る。
夜の海は風が気持ちいい。
階段に座って三人でアイスクリームを食べる。
北斗七星が見えている。
打ち合わせ②に入る。
近くに座っていたおじさんが寝そべりはじめたので、二人の話を聞きながら真似して寝る。寝れば空ばかり見えるのかと思いきや、起きて前を向いていたほうがたくさん空が見えるらしい。
三日月が水面に反射して道を作る。しかも黄色い月なのがとてもいい。
海辺には二、三時間いたと思う。
楽しいときが長いと、離れたあとに不思議な気持ちになる。エレベーターから降りたときみたいな。