好きになると(恋でなくても)自分の弱いところを知ってほしくなる。弱いところを見せると甘えたくなる。甘えるとやがて壊してしまう。
だから誰かと仲良くなるといつも途中で怖くなる。わからなくてもわかって。
だから仲良くするのやめようよ、と言葉にしてしまった。何を言ってるの?という顔をむこうはしていた。
あなたが正しい、私はおかしい。
仲良くても友達「だから」嫌になったらすっと離れていくよ。と、言われる。そこに恋人や家族のような鎖はないから。
そう言われて安心する。
それが12日。
13日
朝は練習。
午後から出かける。でも、人がたくさんいるところに出ると他人がとても怖く感じる。だれもこちらを見ていないとわかっているけど、人の視線が怖い。これずっと治らないのかな。
でも、どきどきしながらも、リハビリみたいで楽しいと思う気持ちもある。
14日
マカロンもらう。すごいの。七色のマカロンなの。
ずっと練習。疲れた。
15日
関わるのは、この場所が好き「だから」だよ、と言われる。
あなたのことが嫌いなわけではないけど、と。
絶対そうではないんだけど、悪気もないんだけど、やわらかい拒絶のようで少し悲しくなった。
そのあと別の件でもうひとつショックなことがある。
色々あって予定を早めて仕事場をあとにする。そういうつもりじゃなかったのに、なんだかぶわっと涙が出た。
この感情は説明できるけど、説明したらいま受け止めきれないからとりあえず考えない。
村山早紀『春の旅人』
好きな人の好きなところは自分が作った幻で、いつかその幻を追い越して大人になって、きっと自分が願うような素敵な人になれる、という言葉が作中に出てくる。
今はその言葉に救われる。救いが欲しいときに私は言葉を求めているんだとこの本をめくりながら実感する。
〈悪いのは君だ そうだっけ/悪いのは僕だ たぶん〉
YOASOBI『たぶん』
最近ずっと聴いてる。いつも少し悲しくなる。
誰も悪くないけど、しいていえば何かを悪いと考えてしまう自分は悪いと思うよ、私は。
私はそんな自分が嫌なんだ。
いつも自分と誰かのあいだに傷を作ろうとする自分が。
もう少し切り替えてさっぱりいきたい。
強くなりたい。