本のある日記

本のある日記

日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

なじむ

「前より馴染んできた気がする」と言われてもその時は実感も無くてよくわからなかった。


17日
遅くまで仕事。
一緒に残っていた人に「いい事あったの? なんか元気じゃない?」と聞かれる。
前だったら泣いていたかもしれないことに、ある種の信頼ができたというか、慣れたというか、きっとそういうものなんだろうなーと、過剰に不安にならなくなった。
これが馴染んできたということなのかな。

仲良くするのやめようよ、と言ってしまった人から「あの言葉、印象的だったよ。一方的に言われて」と静かに怒られる。
ようやくちゃんと、ごめんねと伝えることができたと思う。

夜は別の人と話す。
どこにも行かないって言ってたから大丈夫だよ。と今度は私が言う番なの。


18日
前日にフレデリックの『RAINY CHINA GIRL』を聴いていたので、チャイナ風のカーディガン着る。

RAINY CHINA GIRL

RAINY CHINA GIRL

ふりやまないふりやまない、この歌可愛い。

この日何度か、物理的に他人(職場のさまざまな人)と接触する場面があったのだけど、前だったらもっと違和感が強かったのかもしれない。いまはぶつかっても触っても当たってもそんなに何も思わない。これも、馴染んできたということなのかな。

職場の人たちが弱っている。役に立たないだろうなと思ってある場面から退散したら「逃げたなって思った」と言われた。こう切り取ると嫌味のようなのだがそうでもないらしい。が、言い方があの人に似ている。

そして仕事が終わらない。気分転換に出かけると別の誰かが泣いていて、それをまた違う誰かがひどく気にしている。

春だからみんな揺らいでいる。