「最近しゃべってない」
という会話をした。あとから考えると、そんなに長い期間話していなかったわけではないけど、体感としてはずいぶん長かった気がする。ずっと気になっていたから、話せて良かった。
このことだけではない。いつかは繋がっていたけどいつのまにか不通になって、そういう途絶えていても問題ない線があちこちに転がっている。
そのままでもいいけど、会話するって、その線を自分でもちあげてもう一度接続するような行為だなって思う。わたしがこの線を、自ら選んで接続したんだ。
その夜、悪い夢を見た。悪夢ではなくて、悪い夢だった。夢を見たのも久しぶりだった気がする。私は安心したほうが、悪い夢を見るのかもしれない。
風邪が長く続いていたが、ようやく治まってきた。あと少ししたら完治するだろう。ずっと不安だった行事も大体終わった。次はもっとうまくできる。やってみてよかったこともある。
家族から、冬の歳暮が届いたよありがとう。と連絡があった。久しぶりに電話をした。
接続されるためには、自分が動かないといけない。たまに、しないほうがよかったかな?と思うときもある。言葉にして、やっぱりあんなに表現しないほうがよかったかな、と不安になるときもある。
でも、しかたない。そのときの自分がそれをしないと気がすまなかったのだから。そして接続されて、未来のわたしにつながっているんだ。
あまり寒くなくて、まだ冬という実感がない。夏が暑いほど詩的になるように、身を切られるような痛さがないと、まだ気持ちの乗らない部分もある。
冬は猶予期間だとも思う。滞っておける時期。大切に過ごしたい。
谷口菜津子『じゃあ、あんたが作ってみろよ』
2巻まで読んだ。面白かった。
これは切断された話だけど、切れそうで切れなくて、そして新しい接続もある。
あまりになじんでしまって切れないこともあるんだろうな。
