本のある日記

本のある日記

日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

嬉しいって言えない

「はじめて自分の意思でここに来たんですけど、楽しい」という言葉をもらった。
ここというのは、私の職場のこと。

そのときは「それは良かった」くらいで流したんだけど、後からだんだんと嬉しくなってきた。
嬉しいときに嬉しいってぱっと言えない。素直に表現したい。嬉しかったんだよなー。
去年、別の人から「ここには娯楽があるからここに来る」と言われたときも嬉しかった。でもそのときも言えなかった。楽しいと思えるところを作りたい。だから、それを感じてもらえるとすごくじーんとくる。

夕方、用事があって昨年度働いていたところを訪れる。「今の職場、だんだん楽しくなってきた?」と上司の方に聞かれた。そのときも楽しくなってきた、って素直に言えばよかった。ちょっと詰まった。この空間(昨年度の職場)はすごく好きなんだけど、居ても違和感ないですね、とも言ってもらえるんだけど、やっぱり離れて一年近く経つと、もう自分の居場所ではないと思ってしまう。

3月で一区切りつくけど、それまでもっと盛り上げていきたい。公園でフリーマーケットを催すような気持ちで、誰に対しても楽しく。

『ファッションが教えてくれること』

ファッションが教えてくれること(字幕版)

ファッションが教えてくれること(字幕版)

  • 発売日: 2016/07/06
  • メディア: Prime Video
お正月に観ていた映画。お仕事ものを観て今年も頑張ろうと思いたかった。

米国版『VOGUE』の編集部に密着したドキュメンタリー。氷の女王と呼ばれる伝説の編集長、アナ・ウィンターの存在感がすごい。でもお洋服も顔もかわいい。
アナ・ウィンターをメイン……にしていると見せかけて、メインになっているのはクリエイティブディレクターのグレース・コディントンだったりする。

未来を見つめる頭脳と仕事のアナ、過去を眺める才能と芸術のグレース、というような対比が見える気がする。アナはもちろんすごいんだけど、誰にも持ち得ない才能があるのはグレース。みたいな。グレースはとても不憫なんだけど。

あと、この映画にオーケーをだしたシエナ・ミラーの懐の広さはすごいなと思う。(映像のなかで散々な言われようだったので)