本のある日記

本のある日記

日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

本当のことを書きたい

会社員にむいてないから、書店員になりたい、という会話が聞こえてきた。
(会社員にむいてる人が書店員になったほうがいい)と私は思って、ひがみっぽくて何も言わなかった。
どこかがきっちりしてないと、本屋さんってうまく行かないと思う。社交性もそこそこ必要だし、サラリーマンのようなものだと思う。


11日
恋愛相談を受ける。
でも、自分が自分のままでいられてそれでもとんでもなく優しい人っていると思う、って話した。
そのあと予期せぬ出来事があって、動揺して泣いてしまった。
なぜ自分はこんなにも感情的になってしまうんだろう。子どものように泣けばいいんだと思っているんだろうか。

そんなときにも歯医者には行かないといけなくてさっと帰った。
歯医者さんに行くと少し落ち着いてきて、帰りに寄ったお店で、なんだかすっげー柄シャツでも買っちゃおーと思って、可愛い青のシャツ買った。美術館とかに着ていきたい。

今の職場はとても好きなんだけど最近、仕事のあいだにも感情がコントロールできなくなることが多くなってしまった。それを上司に話すと、「ここがそういう所なんでしょう」とか「タイミングが悪い日だったんだよ」と返してくれる。そう返してくれることが温かかった。

12日
朝は練習、夕方からもう一度練習。
帰りにアイスを買って、アイスを泣きながら食べて愚痴を聞いてもらって元気になる。

13日
人の書いた日記を見せてもらう。
私にとっては、その人の言葉はとても魅力的で、もっと読みたい。
でも、その人は見せられないと思うらしい。
引き換えに私も自分の日記を少し見せてみる。
確かにすべて見せたってきっと問題はないんだけど、すべては見せられない、と思ってしまった。
それは自分の心のことを書いているからだし、ある程度本当のことを書いているからなんだと思う。
この日記はある程度本当のことだし、だけど隠してぼかして書いている。
「でもたまに、本当のことだけをそのまま書きたいって思うよ」って話をした。
だから、写真のアルバムを作り始めたのかもしれない。
ニトリで椅子を買って、ベランダで餃子を食べた。もう夏だね。

14日
疲れが残っていて、やる気も出ないのでスーパー定時退社する。
ギャラリー「MOTIF」さんでSOWAさんの展示を見る。「花の仕事」。

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めちゃくちゃ良かった。上品ファンシー。
去年ここに来てから一年くらい経つんだなあとしみじみした。昨年、階段に横たわっていた鏡はもうどこにも無かった。


ベランピングといえば!

天野こずえARIA

宝探しの話に、この街ではテラスを持つことがひとつのステータスになっている、というセリフがあるらしい。(私はすっかりわすれていた)