冷たい人と一緒にいると、永遠に片想いしているような気がしなくもない。(突然どうした〜)
植本さんにとって、石田さんはちょっと冷たい人、というか、欲しいものを欲しいときにくれる人ではなかったのかもしれない。だから彼女は、結婚しても、片想いをしているような、不安定さ、危うさが取れなかったのではないだろうか。
石田さんが結婚相手で良かったのだと思うけれど。
新横浜駅のホームでこのエッセイを読み終えて、彼女のメンタルがだいぶ安定したように感じた。いろいろ感想があるのだが、生きている人のことをあれこれ想像して書くのは怖い。と逃げてしまう。私が。
植本一子『愛は時間がかかる』
以下日記。
前回までのあらすじ
鎌倉旅行に来た。
一日目、小町通りと鶴岡八幡宮、高徳院を訪れる。ごはんも街も最高。
二日目、江ノ島の人の多さで疲れ果てる。余裕がないと空気も悪くなる。悲しみ。
そして三日目。
この日は帰るだけなので、とりあえず横浜方面へ向かう。本当は中華街に行ってみたかったが、中華街行きのあまりの人の多さに慄き、やめた。IKEAに行くことにした。
IKEAに行くために大倉山というところで下車した。この大倉山で、昼食を摂るか摂らないかで主人と喧嘩した(私がまたもや不機嫌になった)。ごめんね…。
大倉山はカフェもあり、程よく空いたスタバも駅前にあり、良いところだった。しかし何も食べずIKEA行きのバスに乗った。
IKEAの家具や雑貨はどれもかわいかった。IKEAは一度ショールームに入ってしまうと展示が終わるまで抜け出せない、アミューズメントな世界だった。棚が欲しかったが、今回は諦め、コースターだけ買った。
IKEAの北欧レストランで遅めの昼食。人が多いのよ〜ミートボールも多いのよ〜。アセロラドリンク(たぶん)は外国の香水の味なのよ。
人が多いところに向いていないのだ。
IKEAから新横浜駅までのバスに乗る。新横浜駅はものすごい人だった。
喫茶によることもままならず、ホームで新幹線を待ちながら読書をした。
「いろいろあったけど、これで終わりかとも思うと鎌倉も名残惜しいな」と隣で旦那さんが呟いていた。
「車窓からの海辺も、(香川の)志度で見れるのでは?」と私が言った。もうホームシックである。
香川のありがたさが身にしみた、しかし、鎌倉も楽しかった。でももうGWに行くのは止めよう。
夜、高松に帰着。この人気のなさ、夜の静けさ、やっぱり香川が一番なのだった。