本のある日記

本のある日記

日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

3/9

GWで完璧に自分のためだけに使えた日は9日間のうち3日間だった。これはきっと多いのだけど、私はもっと増やしたい。

ワーク・ライフ・バランス、近年、意識している。恋人ができたあたりから。

 

久しぶりの職場は疲れた。ちょっとの雑談も疲れるし、持ちかけられる提案はうんざりすることが多いし。あんなに疲れた鎌倉での日々がもう恋しい。

 

話が前後するが、鎌倉旅行から帰ったあとは習い事の練習に行ったり、午後から公園でバドミントンして近くのマルシェでつめたいものを飲んだり、徳島のゆめタウンに行って山ほど雑貨を買ったり、雨のタリーズで読書をしたり、讃岐うどんを食べたりして過ごした。習い事は最近苦痛なので、苦しい時間と楽しい私生活が半々という感じ。だが、仕事がないだけでずいぶん楽だった。

とにかく何もかも、贅沢な日々だと思う。

 

夜、パネポンしながらこんな話をしていた。

「ねえ、私との出来事で感動したことってある?」

「うーん……手紙を書いてくれたことかな」

「手紙も、もうこれからはAIが書く時代だよ」

今日仕事で、AIの話が出たのだ。それは私(の仕事)にとっては結構ショックな話題だった。

「人間が書く文章って大切だと思うけどな。人間が文章を書けないとAIも成長できない」

 

でも、この前あげた手紙の内容、覚えてないと言っていた。

私が別の誰かにあげたいつかの手紙も、捨てられていたのを知っている。書いたってそんなものじゃないか。

 

なぜかそんなことを考えてしまって寝る前に少しナーバスになった。今は誰も私を傷つけないのに。

疲れているのだろうか?ナーバスになると日記を書きたくなる。ので、書いた。早く調子を取り戻したい。

 

 

藤崎彩織ざくろちゃん、はじめまして』

休日にTSUTAYAで買ってそのままタリーズで読んだ本。藤崎さんの本は自分の中に言葉がさらりと入ってきて好き。

とてもありのままな、素敵な出産・育児エッセイ、なのだが、なぜか自分が子どもを持つことが怖くもなった。

痛いのは嫌だ、感情が制御できなくなるのも嫌だ。仕事もできなくなったら、子どもに何かあったら、など、私は何ひとつ耐えられる自身がない。こんな風に、幸せになれる姿が、自分では予想できないのだ。

 

 

お題「我が家の本棚」