本のある日記

本のある日記

日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

青いくまの名前はうみ

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5日
練習はじめ。

6日
練習(見るだけ)。新年そうそう怒る。
みそじは怒らないでいこう!という決意はどこへ行ったのか。私だって怒りたくないよ。
そして仕事はじめ。

7日
きのうの日記のとおり。すごくさむい。

8日
とてもさむい。
夜にこっそり、ぬいぐるみの展示をみにいく。小さなギャラリーでやっている。水色のくまのぬいぐるみを買う。いぬかと思ったけどくまのようだ。
値札に貼られていたので、剥がされてしまってわからないけど、「うみ」という名前がつけられていた気がする。
きれいな水色。浅い海の色。
会場にいた女の子(前に一緒にごはんを食べたことがある)と話す。またいろいろ話したい。

近くの本屋さんに寄る。伊藤亜紗『手の倫理』を買う。本屋さんはじめ。
なぜ『手の倫理』が欲しいのか聞かれる。人間の手が好きだから。手に欲望と誘惑を感じるから。

その後、さらに近くの本屋さん2の前を通ると、ちょうど店主さんが出てきて新年のあいさつをする。
「どうぞ」とドアをあけてくれる。
実は年始に、自分のあるところを変えたのだけど、なんと店主さんがそこに気づいてくれる。あなたで二人目!気づかないと思う人ほど気づいてくれる。

ぬいぐるみと手の倫理でお金が飛んでしまい、お財布にあと600円しかない。
パーキング代で200円減るとして残り400円。そんなときに限って欲しいなと思う本が600円だったり700円だったりする。
それを話すと、「かつかつやな…」と店主さんがこぼす。この人の、ぽろりと落ちてくるこういうフレーズ、味があっていい感じだと思う。
『オリーブの罠』を買った。このオリーブは、雑誌のOlive。古本なので350円。

オリーブの罠 (講談社現代新書)

オリーブの罠 (講談社現代新書)

帰りしに本屋の入り口で本を眺めていると、ギャラリーにいた女の子が通りがかって手を振ってくれた。

ペーパートークの話もした。文章書こう。つくろう作品。