本のある日記

本のある日記

日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

ひとつ向こうのドアまで歩く

久しぶりに電車に乗る。電車がない街で育ったので、自分にとって電車はいまだに非日常。

炎天下、駅まで歩く。そう言えば草の生えた道ってこんな湿った匂いだった。汗だくで駅に着き、紙の切符を券売機で買う。

目的地に到着し、駅前のライブハウスに向かっているらしい人々とすれ違いながら花屋へ行く。頼んでいた花束を二つ受け取って駅ビルへ戻る。ストリートピアノの前に少年が座っていて、久石譲の『Summer』を弾き始めた。一瞬であたりが夏になる。その音色をもう少し聴きたくて、ひとつ向こうのドアまで歩く距離を延ばした。

駅のビルの屋上にはビアガーデンがあり、そこでお世話になっている人たちとお酒を飲んだ。まわりの知らない人々は弛緩した雰囲気で、公共で言ってはいけないようなことまで話している。夏休みなのだ。

琴電はいまだにハサミで切符を切る。降りた駅は無人駅で、改札もなく、切符を入れる箱がぽんと置かれていた。無茶苦茶な気もするけど、私が知っている駅は昔からこんなもの。

夜道を歩くと星が見え、出張でプラネタリウムに行ったことを思い出した。知らない人と一瞬に星を見たり魚を見たりして、あれは結構いい思い出だった。

明かりがなくなったところで、ふいに夜道に寝そべりたくなった。しませんでした。

 

Summer

Summer

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8/8

昼は職場の先輩方とランチ。夜は同期と上司とご飯。同期は結婚したので、お花を渡した。幸せになってね。

一方うちの家では、キッチンタイマーをどこに置くかで20分論争した。

 

9日

昼はランチに行く。夜はイオンに行く。

 

10日

一日二回練習。二部構成。疲れた……。年下の子たちはお祭りに行くのだと盛り上がっていた。いいね。

夜眠れなくて、新テニスの王子様を唐突に読み始める。だんだんネタ的な要素が強くなっているイメージだったが久しぶりに読むと普通に面白かった。不二先輩とリョーマの話で、過去の回をオマージュしているのが非常にエモかった……。本質はあの頃のテニプリのままなのね。そして千石さんが試合していて感動した……。

 

 

11日

旅行会社へ。旅行なんてみんな行ってるのに、自分事となると難しい。

髪を切る。伸ばすか切るかで迷ったけれど、今は切る。

夜は習い事の人と飲み会、冒頭の部分。