本のある日記

本のある日記

日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

ゆくりなくも書店で/海、月、劣等感。

21日

旦那さんの家族と合流。甥姪と交流。子どもがいる生活は楽しそう。

解散したあと、たまたま眼の前に何となくいい雰囲気の店があって、立ち寄るとそこのギャラリーで友人が展示をしていた。すごく久しぶりの再会で、びっくりしすぎて言葉がでなかった。

「なんでここにいるの?」

「え、いい感じの本屋さんがあると思って入ったら…」

「書店………そっか、本屋……」

本に呼ばれることはあったけど、書店に呼ばれた経験はなかなか無い。でも会えて良かった。

私がかつて書いた小説のタイトルが絵の題名になっていて、ああ、あの話を読んだんだなと思った。良かった。読んでほしかったから。絵はかっこ良かった。

 

生活が変わったり感覚が変わったりで、最近はお店やギャラリーから足が遠のきがちだったけど、また少しずつ気持ちがそういうスペースに向き始めているのは感じる。

「また動き出したくなるときがやってくるよ」とその友人は言っていた。写真を撮って解散。

 

22日

お酒を沢山飲んだ。繁華街は若い人でいっぱい。自分はもう馴染めない。

夜中、旦那さんが体調を崩し急遽薬屋へ。久々に夜の街を歩いた。なんだか懐かしかった。また遊びに来たいな。

 

23日

両親と会う。お互い元気でいようねという話をした。結婚して、ほどよい距離になったような気がする。両親に関係する人物が自分だけではなくなったからということも大きいと思う。そのおかげで、より話しやすくなったし大切になった。

ちなみに週末におみくじを引いたのだが、凶が出た。早くもこの夜、とても良くない知らせが来てわんわん泣いた。そしてイヤホンも失くした。悲し……。

この日は休みを貰っていた。夜、職場の先輩から「こんばんは。大丈夫?」とメッセージが届く。週末のショックなこと(前の日記を見てね)を気にしてくれているのだと気づき申し訳なくなる。休みはそれとは関係なくて……。でもありがたかった。

 

24日

出勤早々、職場の暗い話を聞く。暗いけど、現実だなって、なんとなく安心した。

あ〜〜なんかすべてがめんどくさいな〜〜と思ってポケモンに励む夜。

 

25日

お昼は小籠包を食べた。夜は焼きそば。

「悪気はないとわかってるけど、良くも悪くも向けられてる感情があるのかなって気になっちゃう」

と、いう話を聞いた。別の人とは筆談もした。なんでもいいの、そこにいてくれるなら。

職場で詩集を読んでいて、木漏れ日がちょうどページにさしかかって綺麗だった。詩集を破いて飾りたい、できないけれど。

MFゴーストを観る。ユーロビートがかかると俄然面白くなってきた。

 

26日

「(私の仕事場に)籠もって作業しようと思ったけど空いてなかったんですよね」と職場の同期に言われる。そう、いつもそう。私のいないときに人が来る。

夜は練習。

 

仕事が立て込んでいて、それでいて、やってる場合じゃないのにハロウィンの準備ばかりしている。

明日から怒涛の月末。良い成果をあげたい。

 

 

私の仕事部屋に置いてある本たち。なんか結構いいセレクトな気がして写真に撮った。花、果物、人、海、月、劣等感、宝石箱。私の嗜好がありありと表れているなと思って。