本のある日記

本のある日記

日記・その時にあてはまる本・ことば・音楽。

いちご紅茶で緑茶にココア

2月21日

年下の子とランチする。出会ってから初めて一緒にご飯を食べに行って、少しだけプライベートな話もした。カフェは静かで外は雨で居心地が良かった。

苺の紅茶を頼んでみる。とても美味しかった(そして可愛かった)。

午後から会議があるので急いでお茶を飲み、急いで帰った。「こんなスピードで飲むものじゃないですよね」と笑った。

会が始まる前に隣の席になった人と少しだけうにゃうにゃ話して、なんだか良い日になったなって嬉しかった。

持ち場を離れて色々仕事をする。濃いめの緑茶をみんなで飲んだ。

仕事場に戻ると年下の子(カフェに行った人とは別)からココアの缶を手渡された。

「これを渡してと言われました」

先輩が置いていってくれたらしい。缶はまだ温かくて、さっきのことだったのか、その子の手の温度だったのか、どちらにせよありがたかった。

夜は夫がハンバーグを作ってくれる。私より料理が上手。

 

22日

誰かのことを気にすることがあまり無い日だった。こんな風にいつもうまくバランスとっていきたいのだけど。

 

23日

天皇誕生日天皇陛下が64歳ということは、有栖川有栖の作品に出てくるアリスや火村も64歳……?と考えながら目を覚ました。皇太子と同い年という記述があったと記憶している。そっか、『46番目の密室』では32歳だったのか。今の私と同じ……というか、私もアリスたちの年齢に追いついていたのだな。

スパイスカレーが食べたくて、久しぶりのヤンフーへ。開店前から待っていたがあっという間に席が埋まった。ダルカレー美味しかった。ヤンフーは何か好き。高松は素敵な店がけっこうたくさんあって嬉しくなる。

 

待つ合間に、碇雪恵『35歳からの反抗期入門』を読んだ。

ちなみに私が誰かに「仲良くなりたい」と伝える時はだいたい欲にまみれている。それを自覚しているから、あまり簡単にはそのカードを切らない。

(碇雪恵『35歳からの反抗期入門』収録「STOP神格化2022」より引用)

表紙がとても可愛い。

先日半分まで読んでいて、そのときはあまり乗り切れなかったけど今日はみるみる読めた。『花束みたいな恋をした』に大ダメージをくらっているのが面白かった。

(花束のところで)麦が就職後にそれまで愛していたサブカルから遠ざかってしまうくだりに言及していた。私は働きだしてから急に本が読めなくなって、本の世界のことが突然遠い別世界のように自分から離れていった経験があるので、なんとなくわかる気がする。

この映画におけるサブカルは、自分が現実世界の道具になってしまったことのメタファーなのだとも思う。(なんか花束の話になってしまった。)

人の日記を読むと、自分も日記書こうという気持ちになる。こつこつ書きたい。心が動くたび、それを残したい。

 

植本一子さんの『こころはひとりぼっち』から始まり、『ウィークリーウエモト』/『35歳からの反抗期入門』/『サッド・バケーション』の三作を買った。繋がっていないようで、どこか繋がる読書のような気がするし、なんか良いと思う。本で本に導かれて本を手にする。

 

ヤンフーの階段を上がる後ろ足。色合いが可愛いなと思って残しておきたくなった。

 

ヤンフーを出て、ルヌガンガをさっと覗く。本屋大賞候補作がさらりと置かれているが、決して本屋大賞にこだわらない並べ方してて格好いいなと思った。私が店主なら、本屋大賞候補作を店頭に持ってきてしまうだろう。面白そうな本は色々あったが、今日は何も買わなかった。

ヨムスも行きたかったけど、忙しそうだったのでまた今度。

 

職場の人から教えてもらったパン屋「不二ベーカリーレトロ」へ行ってみる。建物がすごいんだ。路地裏に突如巨大建造物が現れるの。

そのあといくつか買い物をして帰宅。

最近夫婦で『めだかボックス』を読んでいる。『グッドルーザー球磨川』って、もしかしてホワイダニットなんじゃ……と思って、その話はまた今度。

 

今日聴いていた歌。

ガーデン

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  • J-Pop
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  • provided courtesy of iTunes

 

 

今週のお題「習慣にしたいこと・していること」